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木目を美しく見せる事に重点を置いています。
表面の塗りに一つでも傷などがあると、木目全体の価値が下がってしまいますので、慎重かつ丁寧に焦らず仕上げる事が大切になります。 |
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今回の輪切りテーブルに使った物とは、かなり違い小さいですが原木は、このようになっています。 |
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今回の物はオーダー製作する為、お客様に乾燥倉庫より好きな物を選んでいただきます。 |
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今回は、樹齢約400年の栃の木で、11年の乾燥を終えたものを使用します。フォークリフトで慎重に工場へ。 |
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慎重に運ばれた素材はプレーナーと言う機械で削られます。 |
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木目を見ながら表面をたいらにする作業です。 |
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クレーンでひっくり返し裏面も同様に削ります。 |
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3.傷を木でうめる「くさび打ち」 --- 所要時間 1〜4日 |
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輪切りにしたの物は、必ずこのような傷が出ています。 |
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この穴に隙間なく、くさびを埋め込んで行きます。 |
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ゴム製のハンマーで、打ち込みます。 |
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飛び出た部分はのこぎりで切り離します。 |
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くさびが入らない細い所は、ノミでくさびが入れられるように加工します。 |
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傷の大きさに合わせくさびを調節しながら、隙間なく埋めて行きます。 |
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このくさび打ちは、地味ですが、非常に重要な作業になります。裏面からも穴・傷を埋めるのですが、その時に少しでも隙間に空気が入っていると、ひび割れなどの原因になります。その空気を入れない為に裏からの作業が重要になるのですが、山源では特種技術を使用しています。 |
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このような穴には、木の棒を穴に合うように加工し、完全に埋めます。 |
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歪に空いた穴は、型取りをして、埋め込む木を加工します。 |
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表面の傷や凹凸を隠す「目止め」を全体に使用すると、多少なりと木目を美しく出せなくなりますので、使用しません。その為に作業が困難になってしまいます。 |
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側面の平らな部分を荒削りをし、磨きへと入ります。 |
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輪切りテーブルの場合凹凸が激しいので手作業になります。 |
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表面の磨きをします。粗い目のヤスリから細かい目のヤスリへ徐々に変えます。 |
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美しい木目がいかにハッキリ出せるかは、意外にも磨きで左右されます。
300番で木目が綺麗に出る物や180番を使わなくては、木目がハッキリでない物など、様々です。
長年培って来た匠の目で、木目を美しく見せる磨きを実現しています。 |
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最後の磨きは木目が一番美しく出る目の荒さで磨き込みます。 |
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カドを丸める面取りをして、裏面も同様に磨きます。 |
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木目が美しく見えるように手早く均一に全体に着色剤を塗って行きます。 |
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その日の湿度などを肌で感じながら、表面の木目と側面凹凸を生かす様に塗ります。 |
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全体を着色したら木目が一番美しく見える所まで、今度は着色剤を拭き落します。 |
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美しい木目をハッキリ出すための着色は天候・気候にも左右されます。
従って湿度の多い時期や雨やくもりの日などは、着色が出来ません。
一週間も着色出来ずに待つ事も、しばしばあるくらいです。本当に良い物を作るのは時間がかかると言う事なんでしょうね(笑) |
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最高の木目が出るまで(納得行くまで)この作業を繰り返します。 |
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仕上がった物は1日以上乾かし、裏面も同様の作業をします。 |
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下塗り
早ほこりやゴミの侵入を防ぐ為、閉め切った部屋で作業します。ムラが出来ないように丁寧に薄く塗る重ねます。 |
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中塗り一回目
下塗りから1日以上乾燥させた物を同じ要領で中塗りします。ここでようやく、光沢が出て来ます。 |
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中塗り二回目
中塗り一回目からさらに1日以上乾燥させた物を同じ要領でもう一度中塗りします。さらに光沢が出て来ます。 |
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山源では目止めをしない為、塗りをすると、見た目ではわからないような傷でも凹凸が出てしまいます。その為、何度も塗り直しをする事が頻繁にありますが、これも山源の木目を最大限に出すこだわりです。
この塗り回数が増えると、日数がかかってしまい出来上がりが、遅れてしまう事がありますが、ご了承頂きたいと思います。 |
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中塗りを2回した物を今度は磨きをかけ、さらに表面を滑らかにします。傷がまだ完全に埋まっていない物は、塗りを何度もやり直します。 |
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仕上げ塗り
最後の仕上げ塗りをし丸1日乾燥させます。納得行く物が出来たら、今度は裏面の塗りに入ります。 |
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2回目の中塗りで乾燥を終えた物は表面に気泡が出る事が多いのです。これは、木の中に空気が入っている為に起こります。削ってまたやり直しです。 |
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この細い筋からも気泡が出て来ています。着色前に目止め材を使う事で防げますが、木目が美しくでなくなってしまう為、使いません。 |
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中塗りをした物を磨きにかけている途中に見つけました。
この傷一つが全体の木目の価値を下げてしまいます。このような物をなくす事でようやく完成になります。 |
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木目も側面の凹凸も美しく仕上がりました。 |
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この光沢を御覧下さい。苦心した重ね塗りの成果です。 |
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同じような行程を経て製作された脚のに載せ完成です。 |
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